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Alpha 21364 : ウィキペディア日本語版 | Alpha 21364 Alpha 21364 は、当初はディジタル・イクイップメント・コーポレーション (DEC)、後にはコンパックが開発・製造したRISCマイクロプロセッサであり、Alpha命令セットアーキテクチャ (ISA) を実装している。コード名は "Marvel" だが、EV7 とも呼ばれる。 == 歴史 == 1998年10月、コンパックが Microprocessor Forum で発表したもので、Alpha 21264 に1.5MBの6ウェイ・セットアソシアティブの二次キャッシュと Direct Rambus DRAM メモリコントローラと他のマイクロプロセッサと接続するためのネットワークコントローラを内蔵させたものと説明された。21264コアへの変更点としては、ビクティム・バッファ〔エクスクルーシブ方式(一次キャッシュと二次キャッシュの内容を重複させない方式)のキャッシュで、一次キャッシュに新たなキャッシュラインを読み込んだとき、以前の内容を一時的に保管し二次キャッシュに書き込むためのバッファ〕を4倍の32エントリとし、命令キャッシュとデータキャッシュそれぞれに16エントリずつとした。''Microprocessor Report'' 誌には、分岐予測の実装を若干変更して予測精度を上げ、誤予測時に使用するミスバッファの容量を21264の8エントリから16エントリへと倍増させる予定だという記事が掲載された。 1999年後半にテープアウトする予定で、2000年前半にサンプル出荷、2000年後半に量産出荷を予定していた。しかしスケジュールは遅延し、テープアウトは2001年4月となった。21364を採用したシステムが登場したのは2002年1月20日のことである。動作周波数は1.25GHzだが、AlphaServer ES47/ES80/GS1280 では1.0GHzおよび1.15GHzで駆動していた。それまでの Alpha マイクロプロセッサとは異なり、Alpha 21364 は一般市場で販売されなかった。 Alpha 21364 というモデル番号は元々は Alpha 21264 の後継を意図し、EV8 というコード名で、4ウェイの同時マルチスレッディング (SMT) を実装する予定だった。このEV8は1999年10月の Microprocessor Forum で発表されたが〔、開発がだいぶ進んだ2001年6月25日に中止となった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Alpha 21364」の詳細全文を読む
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